ROBOMIDI

TV「タイムボカンシリーズ ゼンダマン」挿入歌
ゼンダライオン

作詞:松山貫之
作曲:山本正之
オリジナル編曲:神保正明
オリジナル歌手:山本まさゆき

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MIDIデータ公開:2008年2月25日

■曲・データについて

リメイク新作「ヤッターマン」のTV放送が始まって、なぜ今「ゼンダマン」?(^^;
タイムボカンシリーズから久々に何か作ってみようと思って、山本正之氏のコミカルソングでも
代表的なこの曲を選んでみました。タイムボカンシリーズの、数ある挿入歌の中ではこれか
イッパツマンの「嗚呼!逆転王」と言うぐらいメジャーではあるんですが・・・。
列車のカタンコトン感(?)が周期的なメロディの上がり下がりで表現されていたり、
小節の区切りなんかも非常に玄人っぽくトリッキーなのにメロディは凄く覚えやすかったりと
改めて耳コピすると曲の完成度の高さに驚きました。名曲ですねぇ。

ゼンダマンがゼンダライオンに乗って出動の際の、タイムトンネル移動中に流れる挿入歌として
有名でしょう。カラオケ好きの歌うロボット・ゼンダライオンの声が声優初挑戦だった山本氏で、
歌手の名義も”ゼンダライオン”かな?と思えば山本氏のお名前なので、意外と言えば意外です
(今更ですが)。
作詞は山本氏ではないんですね。編曲担当はシリーズのBGMでもおなじみの神保氏です。

ちなみに、主役メカにゼンダゴリラが加わった番組後期からこの曲は使われなくなり、新たに
「新ゼンダライオンの歌」が登場しましたが・・・こっちはちょっと知名度低いですよね。
負けずに良い曲ではあるんですけれど、歌の覚えやすさから「ゼンダライオン」の方が
名曲度から言えばやはり上でしょうか。
放映当時、”前のに戻してほしい”と言う視聴者の希望も多かったそうですよ。

データですが、「ヤットデタマンの歌」同様、メロディの音程が採りにくかったです。
近年発売になった「ゼンダマン オリジナル・サウンドトラック」にシンセのメロディを被せた
メロオケバージョンが収録されたので、メロディラインはそちらを参考にしています。
ゼンダマン劇中で一般募集(じゃない人も混じってますが)の子供たちが伴奏に合わせて歌ったのも
このバージョンだそうで、当時を振り返って子供になったつもりで歌ってみるのも良いかも(苦笑)

伴奏はアルバム「みんなのアイドル ゼンダマン」収録のカラオケバージョンから採譜しましたが、
楽器の定位やミックスバランスがボーカル版とまるで違っていて、完成間近で気が付いて慌てて
直しました(苦笑) 変わった事もあるもんですね。
なお、フルサイズ版の冒頭に挿入されているSL走行音や汽笛、ゼンダライオンのセリフは
再現していません。ご了承下さい。

■元作品うんちく

2年間オンエアされた大ヒット作「ヤッターマン」の後番組として放映されたタイムボカンシリーズ
第3作です。3悪キャラの個性の定着、矢継ぎ早のギャグ、キャラ性の強い動物メカ&搭載小型メカに
よる戦闘と言った「ヤッターマン」でお馴染みの作風に、初代「タイムボカン」のタイムワープ概念
(&どぎつい色合い)を原点回帰的に加えた、ある意味シリーズ最高の勢いがあった当時の制作側の
自信が伺える作品と言えましょうか。

しかし・・・実はオンエア当時、個人的にはあまり好きではなかったんですよ、「ゼンダマン」(汗)
それまで主役の1号キャラの声は女性(と言うか太田淑子さんお一人)だったのがゼンダマン1号から
男性声優(三ツ矢雄二氏)に変わった上に、素顔も変身後も若干大人びた感じに変更。
お馴染みの3悪・アクダマンも、前作のドクロベェの様な上役(?)が居たドロンボー一味とは違い、
不老長寿の薬”命のもと”を見つける私利私欲のために能動的に悪事を行う点で、やや優しさが
足りないと言うか・・・負けても視聴者として情けをあまりかけられないと言いますか(笑)
ちなみに敗れたアクダマンを毎回おしおきするメカ・裁判マシーンは、3人が自発的に作ったと言う
驚きの説もあるそうです(悪行へのストイックさは褒めるべきかも(笑))。
従来の3悪に追加された悪キャラ・猫のニャラボルタもあまり好きになれなかった・・・。

でも、世界各国の名もない庶民を助ける事が中心だった「ヤッターマン」に比べ、時間移動の概念の
おかげで有名な歴史上の人物やエピソードが多数登場(と言っても史実ではなくパロディですけれど)、
お話にダイナミックさが生まれたのは観ていて楽しかったですねぇ。随分後になって再放送を観たら
余計にそう思えたのは、「ヤッターマン」よりほんの少しだけ年長者向けの内容だった?(^^;
後の「オタスケマン」「ヤットデタマン」「逆転!イッパツマン」とシリーズを追うごとに段階的に
ストーリーが大人びていくのは、視聴者の年齢がそのままシフトしても耐えうるように狙っていた
のか・・・それともリアルSF寄りな当時のアニメ番組の流行があったからか、どうなんでしょう。

しかし上でも触れましたがゼンダライオンのカラオケコーナー、良かったですね。出演出来た子供は
ちょっと当時羨ましかったり(笑) でも最初の方はスタッフのお子さんばかりなんでしたっけ?

そうそう、「ゼンダマン」で語り草なのは最終回のシュールさでしょうかね。
実はニャラボルタは命のもとで3000年も生きている化け猫で、とうとう足りなくなった命のもとを
新たに探すためアクダマンを利用していた事が判明。それがバレて、ようやく見つけた命のもとを
3悪に奪われ一気に老化、干からびて死亡(?)。その3悪も、命のもとを原液で飲み干した作用で
赤ん坊にまで若返り、挙句裁判マシーンの暴走による爆発で吹っ飛ばされて川に流され行方知れず
・・・と言う、まぁなんともシリーズの3悪の中ではもっとも救われないラストで。
ゼンダマンもこの一部始終をただ傍観しているだけなんですよね。悪には容赦ない(苦笑)
昔話や仏教説話的な”因果応報”もテーマに垣間見える感じで、メインライター&シリーズ構成の
小山高男氏ならではのテイストでしょうかねぇ。


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